同じ魚じゃない‼︎本土のチヌと沖縄のチヌの差って?

 

エサ釣り、ルアー釣り問わず日本の海で釣りを嗜む人なら誰でも一度は狙うターゲット

それがクロダイ(チヌ)という魚。

 

大胆さの中にも繊細な一面を持つため、ゲーム性の高い釣りができるこの魚は、古くから日本の釣り人に親しまれてきました。

 

カッコイイ…

チヌ(クロダイ)は北海道南部以南の、日本全国で釣れる魚とされていますが、実は奄美諸島以南の海域には生息していません。

沖縄でチヌ(方言:チン)と呼ばれている魚は「ミナミクロダイ」という種類で、本土のクロダイの近縁種にあたります。
(八重山諸島以南にはナンヨウチヌも存在。)

 

 

 

 

今回は本土で釣れるクロダイと沖縄で釣れるクロダイについて見ていきましょう。

 

 

まず本土のチヌ(クロダイ)は、
タイ科の大型魚であり水深50m以浅の沿岸域に生息、河口の汽水域にもよく進入します。
川の淡水域まで遡上することもあり、川鯛なんて呼ばれることも。


環境に対する適応力がかなり高く汚染にも比較的強いため東京湾や大阪湾などの工業地帯の内湾にも多く生息しています。

冬は深い場所に移動しますが、夏は浅場に60cm近い大型個体がやってくることもあるようです。

 

春に産卵期を迎え、3・4・5月あたりには荒食いを始めます。この時のチヌを「乗っ込みチヌ」などと呼んだりしますよね。

 

エサはカニ、エビ、サナギなどがよく用いられますが、他にもスイカ、コーン、ササミや豚肉など本当に色んなものを食べます。

まさに悪食。人間レベルの雑食性ですね。
ちなみにクロダイの日本記録は71.6cm、5.72kg(2017年1月1日現在)となっています。
デカすぎ。

 
続いて沖縄のチヌ(ミナミクロダイ)について。
ミナミクロダイは体長50cm程になるタイ科の中型種で、クロダイとは生息域が被ることがないようです。

クロダイよりも白や黄色のかかったいぶし銀の体色をしています。

 

やはりこちらも雑食性であり、甲殻類の他に小魚、貝類、藻類などを捕食します。
住宅地周辺の河口などではよくフライドチキンなどで釣られているのを目にしますね。

 

産卵は主に1〜4月で、クロダイに比べて乗っ込みの時期がやや早いようですが
淡水に強いところや環境適応能力も高いところをみても生態は本土のクロダイとほぼ同じようです。

 

 

クロダイとは主に体色と、背ビレから側線までの鱗が5枚だという所(クロダイは6枚以上)で区別できます。

平均して釣れるサイズもクロダイより一回り小さいようです。


本土ではチヌを狙うにあたって、ウキフカセ釣りルアー釣りの他にもウキダンゴ釣り(紀州釣り)、ヘチ釣り、落とし込み、かかり釣りなど様々な釣り方が確立されて来ましたが

沖縄ではフカセ釣り、ルアー釣りがメインでたまに投げ釣りや落とし込みで狙う人が居る、というような状況です。

 

まあ沖縄の場合は魚種が豊富なので他の引きが強い魚に注力する人が多いのでしょう。
筆者の体感だと、クロダイとミナミクロダイでは、引きの強さはどちらもあまり変わらない感じでした。

 

サイズが大きい分、クロダイの方が楽しめるかも?

 

 

 

クロダイの他にもヘダイやキチヌ、オキナワキチヌ(チンシラー)などの近縁種は居ますが、それはまた別の記事で書かせて頂きますね。

 

 

 

 

 

チヌ釣り、かなりオモシロいですよ。

狙った事がない方は是非一度やってみて下さいね。ハマります