磯のロボット軍団、ヒレーカーについて詳しく解説!

 

那覇一文字

宜名真

ロボット
この3つのワードでその魚を思い浮かべる事ができれば

あなたは沖縄釣り検定準一級レベルの知識があるでしょう(そんな検定ない)。
はい。今回は沖縄のフカセ釣りターゲット、ヒレーカー(テングハギモドキ)について書いていきます。

 

1.どんな魚なのか

ヒレーカー(テングハギモドキ) とはニザダイ科の魚で
千葉県以南の珊瑚礁域、岩礁域に生息するとされていますが、主な生息域は琉球諸島以南となっています。
テングハギの長い角を取った様な魚体であるため、この名前がついたようです。

テングハギ属の魚たちは体色をよく変えますが、この魚は青もしくは黒っぽい茶色をした個体が多いですね。

 


60cm程まで成長する大型種で、基本的に大きな群れを形成して行動します。

 

2.どうやって釣るのか

沖縄では潮通しが良く、水深の深い磯場で見かける事が多く

那覇一文字や残波岬、宜名真周辺の磯、辺戸岬灯台下などの磯が主な釣りポイントとなっていますが、潮に乗って沖にも出て行く魚なので船からのサビキ釣りなどでも良く釣れます。

釣り方としては

磯竿1~2号 5.3m
道糸ハリス 1.5~4号 1ヒロ前後
針 グレ針5~8号

 

上記のような仕掛けでのフカセ釣りが主流となっています。

上層~中層で浮いている場合がほとんどなので、ウキも出来るだけ軽めのものがいいでしょう。

エサはオキアミメインで狙います。

 

3.ロボットってなんだ

ところで。
ヒレーカーはなぜ「ロボット」と呼ばれているのか。

 

それは圧倒的な釣りづらさ、つまりスレ具合にあります。
(と、生命感のないフェイス)

 

気分屋と言う人も居ますが、
そんな言葉では片付けられない程、食わない時は食いません。

 

ハリスを1号以下にする、針を4号以下にするなど、ギリギリ以上の範囲で狙ってもダメな時はダメなのです。
もし食わない状態ではないとしても、サシエにキスするだけだったり、なぜか針の付いたエサにだけ頭突き尻尾ビンタを食らわせてきます。(マジで)
アタリも小さいことが多く、エサを取るのが上手い魚です
スイッチが入れば引ったくっていくほどのアタリを出してくれる時がありますが
その場合、今度は逆に飲まれ切れが多くなってしまいます。
ヒレーカーのバラシの半分以上は飲まれ切れと言っても過言ではありません。(マジで)

ヒレーカーの口は細かい歯が、ラインを切るためだけに発達したかの如く生え揃っています

まさにロボット。

 

 

さらに釣づらい要因として、その引きの強さが挙げられます。

 

カーエー(ゴマアイゴ)やトカジャー(クロハギ)と似た回遊魚を思わせるスタートダッシュと無尽蔵のスタミナは、沖縄の磯魚きっての強さを誇ります。
慎重かつ大胆なやり取りを心がけましょう。

 

どんなやり取りだという質問はスルーさせていただきますね。

 

 

4.食味

 

ちなみに肝心なお味はというと、煮付けは結構美味しいです。

刺身は…捌き方の問題なのか個体差によるものなのか、美味しかったりそうでなかったり。
ちなみにこれは筆者の経験なので、皆さんも釣ったら一度食べてみて下さい。意外と美味しい場合が多いです。

 

 

はい。

いかがだったでしょうか。
どうにかヒレーカーをべた褒めしない様に書いてみましたが、文面に出ていませんでしたでしょうか。
そう。何を隠そう、筆者はヒレーカーが大好きなのです。
何がいいって?
そりゃああの無機質な表情エリートな頭脳、そして最高の引きでしょう。
共感してくれた方、あなたとは是非お友達になりたいです。

 

 

まだ釣り上げた事がない方、是非一度狙ってみてください。虜になりますよ。