沖縄にもグレは居る‼︎オキナメジナについて解説します。

磯でのフカセ釣りにおける主なターゲットといえば、多くのフカセ師は「メジナ(グレ)」を思い浮かべるかと思います。

 

グレは全国各地の磯や堤防で釣れ、
そのゲーム性の高さから磯釣りの競技魚種として採用されることも多い魚です。

 
本土で釣れるグレといえば

・メジナ(口太グレ)
・クロメジナ(尾長グレ)

主にこの2種です。

 

地域によっては「クロ」などと呼ばれることもありますね。

 

 

 

しかし沖縄には、本土で最もよく釣れる「メジナ」がほとんどおらず、記録で残っているのも数えれる程度。

 
クロメジナもそこまで多い訳ではなく、沖縄では限られた場所で、しかもほぼ単発でしか釣れません。

クロメジナ(オナガグレ)

 

なので沖縄の場合、グレに近い習性があり、なおかつ引きの強い魚を選んで釣っていくフカセ釣りが発達しています。

 
しかしそんな沖縄にも、本島全域で狙って釣れる「グレ」は生息しています。

 

 

それがオキナメジナ

ウシグレと呼ばれることもある魚です。

 

 

 

・どんな魚なの?

 

沖縄で釣れるメジナの中で、最もよく釣れるのがこのオキナメジナ。
筆者的には沖縄で釣れるメジナの8割以上はオキナメジナじゃないかな?と感じます。

メジナ、クロメジナと比べて体高が高く、体の中央上部に黄色っぽい横縞が一本通っているのが特徴です。


微妙にあるのわかりますか?

この横線は、成熟するにつれて不明瞭になります。

 

また、他メジナ2種と比べて南方系の魚で、雑食性ですが比較的草食性が強いようです。
50cm以上の釣果報告も多いですが、

公認沖縄県記録は49cm、2.42kg(2017年1月1日現在)となっています。

 

 

・生息場所は?

 

オキナメジナは千葉県以南の太平洋沿岸〜台湾、南西諸島に生息しており、特に沖縄周辺に多いとされています。
幼魚はイノーなどの潮だまりや汽水域などに多く見られ、成魚になると潮通しのいい岩礁帯付近やテトラポットの中などで暮らす個体が多くなります。

 

沖縄にある漁港のテトラポットの中にはオキナメジナが必ずいると言っていいほどよく見られます。

 

 

・どうやって釣るの?

 

オキナメジナを狙う場合、エサは普通のフカセ釣りのようにグレ用の集魚剤やオキアミを使用します。
通常と少し違う所は
オキナメジナは他のメジナ2種と違い、撒き餌などを撒いてもあまり沖へ出ようとはしません。

 

・常に障害物付近でエサを拾う
もしくは
・一瞬だけ沖に出てエサを捕食したらすぐに障害物の陰へ隠れる
といった捕食行動をします。
これだけ聞くと大きい個体は釣るのが難しい感じがしますが、素早い捕食行動の為、ハリスが太くてもエサを食ってくれる場合が多いです。

 

なので、オキナメジナを狙う場合は、通常のメジナ釣りよりも太めのハリス(2号〜5号)に設定して挑みましょう。
また、
オキナメジナは掛かるとすぐに障害物や根に走ろうとするので、1.5号以上の磯竿で極力糸は出さないフルロック!なファイトを心がけましょう。

 

 

・食べれるの?調理法は?

 

オキナメジナは漁獲量が少ないため流通こそしていませんが、れっきとした食用魚。

 

比較的草食性が強いため、メジナの中では1番磯臭さがあると言われています。
しかしきちんと保冷してすぐに内臓などを取り除けばほとんど磯臭さはのこらず、他の2種にも劣ることはありません。

そしてしっかりとした白身なのでどんな調理法でも美味しくいただけます。

 
メジナ類であるならば「刺身」、はたまたそれをしゃぶしゃぶにする通称「グレしゃぶ」はオススメです。
刺身は皮付き、皮ナシどちらでもイケます。

醤油でも美味しいのですが、筆者オススメはポン酢。
臭いが気になる方は皮ナシで頂いて下さいね。
グレしゃぶに関してはお鍋の主役を任せられる美味しさです。
こちらもポン酢やおろしポン酢がオススメ。

 

食べた事のない方は是非一度釣って食べてみて下さい。ハマること間違いナシですよ。

 

 

・オキナメジナのまとめ

 

・体高が高くて黄色い線が一本入ってる

・テトラポットや岩礁の陰が大好き

・比較的南方系で草食性強め

・あんまり沖には出たがらない

・狙うなら太めのラインを使う

・食べるならグレしゃぶで!

 

※沖縄に多く釣って楽しいオキナメジナですが、数は減少傾向にある様です。
小さい個体は出来る限りリリースしてあげて下さいね。