沖縄県北部、本部半島から9km沖合に位置する島、伊江島。
距離的にみても運賃的にみても、本島からも気軽に行くことのできるこの島。
島の中央部にはイージマタッチュウの名で呼ばれている、標高172mの城山(ぐすくやま)がそびえ立っています。

伊江島の南側の海岸はは漁港や砂浜が広がり、逆に北側は断崖絶壁の荒磯となっています。
今回はそんなエリアごとに違う顔を持つ、伊江島の釣りポイントについて解説していきます。
伊江島の釣りポイント
まず、島の南側にある砂浜はほぼ全てタマンやガーラが狙える打ち込みポイントとなります。
なのでここでは、漁港・荒磯を中心に紹介していきます。
1.具志漁港・伊江港

具志漁港は言わずと知れたカーエー釣りの名ポイント。テトラにも多く着いています。
フェリーが到着する伊江港は、フェリーを降りてすぐ右手にある通称「ガードレール下」ではアーガイやトカジャー、イスズミなどが多く着いています(ガードレールは無くなっています)。
また、テトラからはイスズミ、堤防先端からはカーエーを狙うことができます。
基本的に伊江港の魚はスレていて、釣り上げるのが難しくなっているようです。
2.西崎漁港

漁港の周りは遠浅になっていて、タマンやガーラが高確率で狙えます。
また、左右の防波堤の先端からはイスズミ、イラブチャーなども釣ることができます。
3.北磯・リリーフィールド

島の北側にある荒磯。リリーフィールド公園は毎年4〜5月にゆり祭りが開催される公園で、観光客も多くなります。
どちらも断崖絶壁で根の荒いポイントで、手前がオーバーハングになっているのでやり取りによって釣果が変わってくる場所でもあります。
釣れる魚種はイラブチャー、グルクン、ガーラ、イスズミなど。たまに尾長グレも上がります。

船の時刻と運賃について
伊江島へは、本部港から定期運航しているフェリーにてアクセスすることが可能です。
時刻表
伊江港発 | 本部港発 | |
1便 | 8:00 | 9:00 |
2便 | 10:00 | 11:00 |
3便 | 13:00 | 15:00 |
4便 | 16:00 | 17:00 |
運賃
大人 | 子供 | |
片道運賃 | 720円 | 360円 |
本部発往復 | 1,370円 | 690円 |
伊江発往復 | 1,230円 | 620円 |
団体往復 | 1,300円 | 660円 |
なお、旧盆期や伊江島マラソン時には運航時刻が変わってきます。事前にウェブサイトなどで確認しておきましょう。
また、車両運賃に関しては車両の大きさに細かい取り決めがあり、事前に電話もしくはネットでの予約が必須です。
(伊江村のオフィシャルウェブサイトはこちら)
伊江島は小さい島という印象ですが意外に大きく、周囲22kmにも及びます。
もし伊江港以外のポイントに行く予定であれば、車ごとフェリーに乗らなければかなり歩くことになります。
ですが伊江島にはコンビニ(ファミリーマート)が2つもあり、かなり利便性の高い島なので、泊りがけで釣りをしていても困ることはあまりありません。
伊江島は沖縄戦における激戦地の1つで今も戦時中に作られた飛行場があり、島の西側は米軍の軍用機の訓練所になっているため立ち入り禁止となっています。
また、ゆり祭りやマラソン大会などのイベントも開催されているので、観光客や修学旅行の学生も多い島です。
地域のマナーや節度を守った釣行を心がけましょう。