【高知県の鮎友釣り】超詳しく解説‼︎~仁淀川(によどがわ)~

 

高知県を流れる一級河川、

仁淀川(によどがわ)

石鎚山を源流とし、愛媛県から高知県をまたぐ川で、長さが124kmに渡る四国で3番目に大きい川です。


仁淀川は古くから鮎の遡上が多く、高知県では鮎の友釣りのメッカともいわれ、近年では川の広さと鮎の多さ、そして道路アクセスの良さからメーカー主催の鮎釣り大会が頻繁に行われるようになりました。
2016年は未曾有の遡上の少なさで大不漁となりましたが、通常年ですと6月1日の解禁から9月末(年によっては10月15日)の禁漁まで鮎友釣りが楽しめます。

また全国の川のなかでも常に水質No.1を維持している仁淀川。川の水は仁淀ブルーと呼ばれ、透明度が非常に高く、川の綺麗さにも注目されています。

今回は、そんな「奇跡の清流、仁淀川」での鮎の釣り方やポイントを、本流・支流に分けて解説していきます。

 

仁淀川 本流の鮎釣り

仁淀川本流は大河川ゆえ、河口から上流に向けて高知県側に筏津(いかだづ)ダム、愛媛県側に大渡(おおと)ダム面河(おもご)ダムがあり、川が寸断されています。

流域について

高知県側の鮎友釣りポイントは、筏津ダムを境にほぼ放流鮎のみの上流と、天然遡上してくる中流・下流に分かれます。
上流域は上流で大渡ダムと野老山の調整堰により普段は減水域となり水量は少ないですが、増水して高水となると川相は一変します。

一応、かつては尺鮎も獲れた地区だけに惚れ惚れするポイントが連続しますが、道路から川までが遠く、岩盤や巨石の大渓谷状態なので一般的なポイントではなく、放流のみなので型はいいですが数は出ません
基本的に、筏津ダムより下流が鮎友釣りのメインポイントとなります。

 

ポイントの詳細と釣り方

鎌井田の放水口といわれる、発電放水パイプから下流は本来の流れに戻り豊富な水量で、三つ石から鎌井田栗見谷片岡黒瀬とポイントが続き、支流上八川との合流からは出来地石見柳瀬ゴンドウ勝賀瀬と有名ポイントが続きます。


川相は三つ石から黒瀬辺りまではやや大きめの玉石と岩盤で淵、トロ、瀬と続きます。
出来地から下流は玉石がやや小さくなり、淵、トロ、早瀬が中心で、瀬の中は大石が少なく淀みがほとんどないためオモリが絶対必要という、初心者には難しい河川になります。また増水の度に砂利や小石が動き、根掛かりの多い浮石が多いのも特徴です。
ですがオモリの使えない人は黒瀬より上流、オモリで立ちこみOKという人は出来地から下流という自分の技量によってポイントを選べます
ほとんどのポイントは河原まで道があり、4WDなら乗り込めます。なので週末は沢山の人で賑わいますが、広い川なので問題はありません。

ちなみに解禁初期は出来地より上流が狙い目となります。天然遡上はまだ遡上時期なので下流域はあまり掛かりません。石見や柳瀬より下流で掛かりだすのは7月からです。8月9月(10月)はどこでも掛かるようになります。

釣れる鮎と仕掛けについて

鮎のサイズは、例年通りの遡上なら1年を通じて15cm~25cm位のサイズです。ただ先述したように、瀬で掛けると淀みがないため、小型でもびっくりするほど引きます
瀬を攻める場合は竿は最低でも急瀬クラスが必要で、早瀬ですと取り込みに時間が掛かります。掛かるのはほとんど天然遡上なので、特別細仕掛けにしなくとも想像以上に泳いでくれますよ。

2016年は天然遡上が極端に少なく、放流鮎が30cm近く成長しましたが、例年ですとあまり大型は居ません
鮎釣りと言えば仁淀川と言うくらいの川ですが、川見、ポイントの選定、オトリの泳がせ方、瀬の攻め方などで、掛ける人は70匹以上に対し、貧果の人は数匹と、その人の技量によって釣果に大きく差の出る河川でもあります。

 

仁淀川本流を狙う際のアドバイス

仁淀川では、ポイントの裏技があります。
それは「川幅の広い変化のない流れでどこを狙うか?」というところです。
答えを先に言ってしまうと、立ち込んで足元の石が詰まっている、つまり瀬の中で足場が安定するような場所がポイントになります。
胸まで立ちこんでも踏ん張れるようなところは、浮石ではなく石が敷き詰まっている為、鮎が縄張りを持ちやすい石が多いのです。

そしてアクセスに関しても、高速道路なら伊野インターで降りて伊野方面に向かい仁淀川を遡ればすぐポイントが目に入ります。
周囲にオトリ店も多くあり、関西圏からの日帰りも可能な河川になりました。大河の鮎釣りを上達させるには仁淀川で修行するに限ると言っても過言ではありません。

 

仁淀川 支流の鮎釣り

仁淀川には多くの支流がありますが、その中でも鮎友釣りが出来る支流は大きく分けて3つ。

上八川・土居川・長者川です。

 

上八川(かみやかわ)

引用元

出来地で仁淀川と合流する上八川は、支流といっても上流にダムがあるほどの大きな川になります。川幅も広く、仁淀川の支流では一番鮎友釣が盛んです。

中流では小川川(おがわがわ)という支流が流れ込んでおり、こちらも友釣りが盛んです。
この河川には友釣り専用区が7月中旬まで設けられています。地元ではチョン掛けと言われる、棒シャクリが人気で、専用区以外ではウエットスーツを身に包んだ人達が川の中で箱眼鏡を見ながら鮎を掛けていて、釣り専用区はいつでも釣り人でいっぱいで満員状態になります。
小川川の鮎は天然遡上も居ますが、放流もされています。その為初期は本流よりも魚影が濃く、釣りやすさもあって釣り人が多いです。
しかし逆に、早期にすぐ釣り荒れてしまい後半はあまり掛からなくなります。7月中旬までは増水後荒掛かりをし、平水になると掛からなくなり増水待ちとなります。

そして上八川の本流ですが、小川川の合流から上流はダムの取水により減水域となります。この区間は増水後数日間はサラ場で良型が入れ掛かりとなります。
ダムの上流にも鮎は放流され、専用区が設けられており、隠れた名ポイントとして人気の場所です。

小川川から合流下流は川幅も広く、両岸から釣りが出来ます。釣り人も多いため、竿抜けを見つけてピンポイントで掛けてゆくのがコツです。
どこも近くの道路から川が見えるので「ここだ!」と思ったらすぐに降りてポイント確保をしないと、平日でも8時を過ぎるとポイントが無くなる事もしばしばあります。

 

土居川(どいかわ)

引用元

土居川は筏津ダム上流の野老山付近で仁淀川と合流しています。

鮎に関しては天然遡上は居らず、全て放流となります。上流の池川までは大石ゴロゴロで増水時はいいポイントの連続ですが、悲しいかな車を駐車するスペースがほとんどありません。なのでポイントもいつもガラガラです。
池川の町に入ると全区間釣り専用区なので一気に釣り人は多くなります。毎日のように釣り人に抜かれているので、鮎は小型中心になります。

この河川も川幅が広く、両岸から狙えます。道路も良くなったので、小川川から山を越えれば直ぐに着きます。上八川が満員でポイントがない場合は土居川へポイント変更する人も多くなっていますね。

 

 

長者川(ちょうじゃがわ)

引用元

長者川は大渡ダムの放水パイプのすぐ上流で仁淀川と合流していて、支流3河川の中では一番小さい川です

この長者川は古くからポン掛けと呼ばれるシャクリ漁が盛んで、この漁は瀬の中でやると縄張り鮎が1匹も居なくなると言われるくらいの漁です。
その為、数箇所設けられた釣り専用区を狙うか、ポン掛けの出来ない増水時の笹にごりを狙うしか方法はありません。しかし友釣りをする人があまり居ないので、しばしば入れ掛かりに合うことがあります。

川は道路から全て見えますので、川の状況に応じて自分の気に入ったポイントでやってみるのもいいでしょう。竿は7m前後が釣りやすいと思います。


 

最後に

仁淀川の支流3河川は、6月1日の解禁から7月いっぱいが狙い目となります。
渇水になると、シャクリや網によって鮎を獲られる為、魚影は一気に薄くなります。あくまでも本流が本番を迎えるまでの補助的な釣り場と思って下さい。

そしてこの3河川の中で一番大型の鮎が掛かるのは仁淀川と土居川の合流点になります。
条件は7月以降で本流が増水により釣りが出来なくなった時で、その時は大きく育った鮎が一時的に土居川に差し込んできます。型も25cm以上ばかりで時には200グラムオーバーの鮎も掛かります。知る人ぞ知る仁淀川のマル秘情報ですよ。

*ちなみにですが、渓流釣りに必須の魚券は本流の券で全支流使えます。安心して下さいね。

 

長くなってしまいましたが、仁淀川の事がほぼ理解出来るような記事になったと思います。
鮎釣りの川として、四万十川や吉野川の記事も出来るだけ詳しく書いて行いていきます。

 

【高知県の鮎友釣り】超詳しく解説‼︎~四万十川~ | 釣り武士.com
  四万十川は全長196kmにも及ぶ四国最長の大河です。 高知県のみを流れていますが、その川の長さから、魚券を必要とする漁協や組合は3つに分かれています。 河口から家地川堰堤までと、支流梼原川の津賀ダムまでが中流言われるくくりになっており、それより上が上流域です。 家地川より上流は、上流淡水組合が管理していて魚券が別になりますが魚道を遡上する鮎は皆無で、放流も少ない為、現状では友釣りは成立しません。 今回はそんな全国屈指のフィールドである四万十川の友釣りについて詳しく解説していきます。     四万十川 本流の鮎釣り さて、本流にダムのない「日本最後の清流」といわれる四万十川は、実際は本流の上流にはダム機能を備えた家地川堰堤があり、最大支流の梼原川には立派なダムがあります。 このダムの取水により、発電所のある津賀までは減水域で本来の流れになるのがこの発電所より下流となります。 近年の天然遡上の激減により、放流事業も本格的に始め中流だけで稚鮎を5トンほど放流していますが、長い川だけに天然遡上の状況によって好漁、不漁の年がはっきりします。   ・四万十川の解禁初期 解禁の6月1日は、遡上の多い年は釣り人がそこそこ居ますが、有名な三島のポイントに居るくらいです。少し寂しくなります。 そのような状態ですから、初期は中流の支流の目黒川や黒噂川、梼原川の方が釣り人も多く、鮎もそれなりに掛かります。 この解禁から6月いっぱいまでの状況でその年の四万十川が決まります。 遡上がそこそこで、初期にそれなりの釣果がある年は7月に入ると面白い友釣りができます。元々この四万十川は勾配が緩やかな割には、中流の西土佐あたりから、岩盤と大岩が多くあり、荒瀬や急流も沢山あります。 途中は広大な淵やトロで、7月には河口から100kmくらいの昭和から梼原川の合流のある大正町あたりに留まり縄張りを持ちます。 水量の多い年は鮎の成長が非常によく、7月中旬には早くも27cm200g位になり、増水後のやや高水時には24cm~27cmが入れ掛かりになることもあります。魚が大きいので20匹も獲ればクタクタになります。このような年は終盤の尺鮎に大きな期待が持てます。 ・四万十川の中期・後期 梅雨が明けると、四万十川最大の鮎友釣りの難しい時期に入ります。
【高知県の鮎友釣り】超詳しく解説‼︎~吉野川~ | 釣り武士.com
吉野川 四国三郎と呼ばれる日本三大暴れ川の一つで、四万十川に次ぐ全長194mですが流域面積は四国一位。非常に水量の多い河川です。 高知県側は上流部にあたりますが、巨石、岩盤の間を波打ちながら流れる急流と激流の連続で、ラフティングの名所にもなっています。 これまで仁淀川や四万十川を紹介してきましたが、今回は吉野川の鮎釣りのポイントや癖を詳しく教えていきたいと思います。 *吉野川は高知県・徳島県を流れる大河ですが、この記事では高知県側のエリアを解説しています。 ポイント別の特徴 吉野川は道路から見える川相と実際に降り立って見る川相が全く違い、「この流れのどこで鮎を釣るの?」という恐怖心さえおぼえるほど流れが凄いです。 高知県側は上流にある早明浦ダムの上流、そして下流山崎調整堰堤までとその下流で大きくポイントが変わります。 ここでは、 早明浦ダム上流’上流 早明浦ダム〜山崎調整堰堤’中流 山崎調整堰堤より下流’下流 という風に捉えて解説します。 ・上流 早明浦ダム上流は100%放流鮎で、専門に狙う人は少ない地域です。 最上流部だけあってさすがの吉野川でも釣りやすいポイントがあります。ですが、放流量によって釣果に大きな差が出るので、オトリ店さんからの情報がキーになります。 6月後半からぼつぼつ掛かり始め、7月後半には魚影は薄くなります。 ・中流 早明浦ダム下流から山崎調整堰堤までは、河原もあり川幅も広いため友釣りに適した釣り場が多いです。オトリ店もあるため、釣り人も比較的たくさん居ます。 こちらも100%放流鮎で、いい条件に当たると20匹〜30匹と掛かることもあります。 掛かり始めるのは7月からで、初期はほとんど掛かりません。 8月後半からは尺鮎も出るようになり、近年は関西関東圏からの釣り人も増え、ポイント確保が厳しくなります。 ・下流 山崎調整堰堤より下流は、堰堤からの維持放水と少し下流の発電所の放水により夏場の渇水時期でも常に水量の多い状態です。 そしてこの辺りから巨石、岩盤が連なり、河原はほとんど無く、大渓谷の川相となります。道路からも非常に遠く、降り立っても激流と急流の連続で、足場もままならない、命がけポイントが続きます。 ここの鮎は徳島の池田ダムを遡上した鮎・徳島で放流されて遡上した鮎・そして地元放流された鮎と3種類の鮎が混在します。
【鮎友釣り】ポイントを見切るタイミングを5つにまとめました。 | 釣り武士.com
  鮎の友釣りというのは、 自分でポイントを決め オトリを泳がし 野鮎を掛ける という流れの釣りです。   ポイントの見極めはどの釣りでも重要になってきますが、鮎釣りでも鮎の掛かり具合によって、場所移動を判断します。 もちろん全く鮎が掛からなければ場所移動は即決できます。 しかし時々、場所を移動すべきか、ここで釣るべきか迷いが生じる場合がありますよね。 そんな時の釣り場の見切りタイミングをご紹介しようと思います。簡単なので是非参考にしていって下さいね。   1.釣り人が多い日の場合   まず釣り人が非常に多く、移動しようにも釣り場が無い場合。 この場合おいては、午後3時ごろまで我慢して釣るのが得策です。 1匹も掛からなければ移動を決断してもいいのですが、釣り人が多い日(祝日など)だと最悪の場合、釣り人だらけで降りる場所が無くてあきらめて帰路につくなどという場合もあります。 こんなときは午後3時くらいから移動してみるといいでしょう。 午後2時~4時ごろというのは、たいていの釣り人が帰路につく時間です。 釣り人の帰った後の瀬で入れ掛かりなどという事も良くあることですよね。 俗に言う『夕のぼり』現象です。 夕方、群れが一斉に瀬に入ってコケを食べ始めます。 このタイミングにいいポイントに入れると、しばし入れ掛かりタイムとなります。   2.釣り人が少なめな中小河川の場合 場所移動可能な中小河川の場合です。 この場合は、とりあえず瀬肩、瀬、トロ、淵などをひととおり攻めていきましょう。 このとき、例えばこの一回目で10匹掛かったとします。その後2回目に攻めたときに一回目の約半分、つまり5匹前後掛かった場合は、一日粘ればそれなりの数釣りが期待できます。 これは鮎が多く、縄張り鮎をひととおり掛けても次の鮎が順次入っている状況です。 このような場所は移動せずに釣り方を少しづつ変えながら、数往復するのがベスト。 しかし逆に一回目の10%~20%しか掛からない場合は、ひとまず3回目にチャレンジして見てください。 2回目より掛からなければ移動、2回目以上掛かれば居残りです。 ここでの重要なポイントは掛けた釣り場は少しでも休ませるということ。 同じところを常にオトリ鮎が泳いでいると新しい鮎が縄張りを持てない状況になります。