【鮎友釣り】鮎釣りで危険を感じた体験談

そもそも釣りというものは自然を相手にする行為であり、常に危険と隣り合わせであるということを頭に入れておきましょう。

泳ぐのが達者な人ほど、意外と危険な目にあう確率も高いものです。

今回は筆者が鮎釣りの最中に命の危険を感じた体験談と、そこから学べた事などを書いて行きたいと思います。みなさんも参考にして下さい。


梅雨時期の増水に巻き込まれた話

大河での大雨はダムの放水のサイレンが鳴らなくても水は一気に増えてくることがあります。
私が体験したのは6月の梅雨時でした。

そのポイントは川に大きな中州があり、左岸から中洲へ渡り、右岸側の流れを釣るのが絶好のポイントでした。
右岸は下流に壁があり、鮎を釣りながら下流には下がれない為、ほとんどの人は左岸から中洲へ渡ってそこから釣ります。

中州へは瀬肩を渡るのですがその時大きな石が1m位出ている場所があるのでそこを目印に渡るようにしています。
当日の朝はちらほら雨は降っていましたが平水で、水位もぐらいまでしかなかった為、中州には簡単に渡れました。
まあ大丈夫だろうと思いつつ本命のポイントまで歩き、右岸の流れを釣ると予想通りそこそこかかり始めました。

約2時間近く釣ってると急にオトリが泳がなくなったので、なんか変だなぁと思い左岸側を見ると濁りが出ています。支流の濁りでした。

気になって目印である瀬肩の石を見ると、1m以上出ていた石が20cmくらいしか見えません。相当増水していました。
あわてて上流へ向かい瀬肩を渡りましたが、のほうまで水位が増し、体はドンドン下流へ流されていきます。
なんとか必死に泳いだおかげで下流の岸に流れ着き、帰ることができました。
雨の日の釣りは今でもトラウマです。

釣れ過ぎに夢中になってしまった時の話

大河で鮎が結構掛かっていて、それに夢中だった時の体験談です。

当日は8月後半の晴天で、平瀬から淵へ続く早瀬で鮎が良く掛かりました。
掛かりのよさに、ついつい淵へと続く下流のほうへ少しずつ下がっていました。

この時、「これ以上下がるとヤバいかな?」という場所に差し掛かっていたのですが、釣ることに夢中であまり足場を意識していませんでした。

まさにその時。ガツンと鮎の当たりが来て踏ん張った時に足元がズルッとすべり、首まで浸かってしまいました。
早瀬の中です。川底で踏ん張っていましたが体勢が整えきれず、地面に立つことが不可能な状態になり、あきらめそのまま自分から淵へ流されました。

私は泳ぎが達者なほうなので、まあ大丈夫だろうと思い竿を担いで岸のほうへ泳ぎました。
しかし大河の流れと川幅の広さは凄まじく、岸までがかなり遠くて今までにないほど泳ぐのもキツかったです。
この時もドンドン流されて最終的にはなんとか岸まで辿り着きましたが、体力が続かなくなりあきらめたら終わっていたなと今でも思います。ただただ恐怖のひと時でした。

泳がれ釣りで渦に巻き込まれた時の話

川に達者な人じゃないと出来ない釣り方があります。
瀬の中のヨレを上流から流れながらシモリに乗って鮎を釣っていく、泳がれ釣りです。

このとき、大岩の多い大河の上流域で渦や湧きに巻かれたら、流れが凄くて泳げなくなることがあります。

泳がれ釣りは次に乗る石を見極めて流れに乗りその石に的確に乗って行かなければなりません。その時乗り損ねると石裏の渦や湧きに巻かれることがあります。

私もこの渦に一度巻かれました。
巻き込まれた時は泳いでも全く前に進みませんでした。この時パニックに陥ると、かなり危険な状態になります。
私は心構えだけはしていた為、とっさに体を立てて水の中に潜り、足で川底を下流に向けて蹴りました。脱出成功です。

この石裏に巻かれる現象はよく水難事故の原因になっているもので、巻き込まれるとパニックに陥りやすい現象です。知識を付けておきましょう。

河原でも…

河原でも危険はあります。
大河でも中小河川でも、上流部には岩盤や大石がたくさんあります。

釣りの移動中はこの河原を歩く時も飛び移ったりする時もあります。
私は岩を飛び移る際に滑ってしまい、唇の下を石に強打したことがあります。別の日には頭を打ったこともあります。
ともに切れで血を見ましたが、幸い大怪我になることはありませんでした。

この時思った事ですが、河原での事故はほとんどが過信から来る落とし穴です。用心することにこしたことはありません。


 

さて、私だけでもこれだけの体験をしていますから、実際川で釣りをするリスクはかなり高いです。

もちろん一回もこんな目にあった事は無いという方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう方は自己管理がしっかり出来ているのです。

泳ぎが達者だから、昔から知っている川だから、などと過信をしすぎると、私のように必ず痛い目を見るハメになります。

みなさんはしっかりとした安全確認と、知識を付けた上で川へ足を運んで下さいね。

*(最後に、今流行のドライタイツは危険です。ドライタイツは中小河川だけにしましょう。流されると泳ぎが達者な人でも泳げなくなります。大河で流されたら本当に命取りになりますので。)