チヌ釣りの要はエサにあり!何を食べてるのか見極める方法とエサ作りについて【チヌ釣り】

 

これまで過去記事では、瀬戸内海のチヌを中心として

瀬戸内のチヌの生態を分析して釣果アップを目指す記事。【瀬戸内海のチヌ釣り】 | 釣り武士.com
以前のあの記事やあの記事では、広島や瀬戸内海全般のチヌ事情について書いてきましたが、あれは結構書いてても勉強になりました。 ということで今回は、そんな瀬戸内チヌの生態を釣りを軸として分析していきたいと思います‼︎ 数時間で数kmも泳ぐ! 多くの釣り人が、チヌに対して障害物周りで息を潜め、餌を探してその周辺をウロウロとしているようなイメージをお持ちだと思います。 しかし、意外にもチヌという魚は活発によく泳ぎます。 特に干満差の大きい瀬戸内海は水位が著しく変化し、その差は3メートルを超えることもあります。 広島などでは、河口から5〜10キロもの上流でチヌの姿は当たり前のように見受けられます。 水位が上がると同時に魚も河口から上流に向け一気に遡上しますが、その潮位の最も高い満潮から数時間後には、その場所のチヌは明らかに減ります。 そして見えていたエリアから河口に向け数キロほど下流の水位のある場所に多くのチヌが移動しているのです。 このような場所にいるチヌの運動量には眼を見張るものがありますね。 水深30cmの場所に! お次は大胆なチヌの行動についてです。 水位が上がるとチヌは川の上流に向けて泳ぐことは前述しましたが、その行動はかなり大胆なものになります。 水位が上がることが分かると、チヌは餌を求めて一気に接岸してきます。 時には水深30cmの浅場に無数のチヌの群れが接岸してくる事もあります。 フカセ釣りでは1メートルほどのある程度の水位がなければ釣るのは難しいようですが、チヌ狙いのルアーマンは、「水深が30センチあればチヌは釣れる」などととよく言います。 フカセ釣りに関してですが、浅場に遡上するチヌは唯一と言っていいほどの天敵である鳥を警戒します。 そのため撒き餌や仕掛けバンバン放り込むと警戒して散る事が多いのです。   水面近くで入れ食いも! 水深30cmのところで釣られたり何キロも泳いだり、チヌの忙しい日々には関心させられますが、まだ頑張ってもらいます。 瀬戸内海独特とされているのが、チヌが浅いタナで入れ食いになる現象です。 この現象は、特に晩春から秋にかけて起こる事が多いです。 平均して、4月末〜6月初めが瀬戸内海のノッコミ期とされています。

チヌの生態についての記事や

【瀬戸内のチヌ釣り】釣りよりも悩ましい場所選び! | 釣り武士.com
どの釣りにおいても、いい釣果を出そうと考えるのであれば場所選びは欠かせないものですが、これは本当に悩ましいものです。 もちろんこれはチヌ釣りも同様。 瀬戸内では基本的に年中チヌが釣れるのですが、いつでもどこでも釣れるという訳ではありません。 チヌの習性、釣行前から釣行日までの天候、釣り場の地形や実績など、様々な情報をもとに釣り場を選択します。 今回は瀬戸内でチヌ釣りをする際、1番の悩みのタネである場所選びをする時のちょっとしたアドバイスをしていきます。     春夏秋冬 瀬戸内は四季によって様々な地形にチヌが着きます。季節別にみていきましょう。 春のノッコミでは水温の安定した深場から浅場へ向け、水温・塩分濃度ともに程よいところまで接岸し、産卵のために比較的潮流の緩やかな奥まった場所に集まります。 夏・秋は塩分濃度の薄い汽水域や人工建造物、海底が砂泥など餌の多い浅場などに集まります。 冬は北西風などの影響を受けにくい南東向きの場所、水温の安定する深場に集まる傾向があります。   悪天候が味方する 普通は定説とされている知識を元に釣り場を選択していきますが、ごく稀に悪天候が味方していい釣果が出ることもあります。 この現象は冬や春によく起こりやすく、雨・風の影響によって生み出されるものと考えられます。 春一番の吹く季節は誰しもが風裏に行きたがるものですが&。 晴れの数日続きだと、当然気温は上がりますよね。 晴れると磯や波止などでは足場となる石やコンクリートも、太陽の熱で暖かくなります。 そこに風が吹くと、波が暖かくなった気温と足場の熱を吸収し、わずかながらにも海水温が上がります。 そうなることで魚の活性が上がる要因にあることがあります。 雨も同様で、高い外気温に触れた雨は海水温の上昇の手助けをすることがあります。   A級ポイントでの撃沈 チヌが急に釣れ始めるケースというのはノッコミ期以外であまりなく、その他の季節ではいいポイント、いわゆるA級ポイントがよく釣れるとされています。 釣り仲間やインターネットなどの情報で「この前あそこでよく釣れたらしいよ!今度行ってみようよ!」と聞いて、行ってみたら釣れなかったということは釣り人なら誰もが度々経験していることと思います。

場所選びについての記事を書いてきました。

今回の記事では、釣りの要となるエサについていろいろと考察していこうと思います。

 

瀬戸内海におけるウキフカセのチヌ釣りを中心に解説していきますが、その他の釣りのヒントになるような記事になっているので是非参考にしていってくださいね!

 


釣ったチヌから情報を得る

 

雑食、というかもはや悪食として有名なチヌ(クロダイ)ですが、甲殻類をよく食べる個体もいれば小魚をよく食べる個体、藻類を好む個体など個体によってエサの好みは様々です。

好みの細かい理由はチヌのみぞ知ると言った感じですが、チヌは主に季節地域環境によってメインとして捕食する物が変わってきます。

どんなエサがいいのか迷うことの多いチヌ釣りですが、釣れたチヌからヒントを得ることも多々あります。

1番分かりやすいのが捌いて胃の中を見る方法ですが、これだと時間がかかる上に必ず持ち帰って食べる事になります。
ですがこの他にいろいろと見極める方法はあります。

例えば、チヌの唇が赤く染まっている場合。これは口先で硬いものをつついている証拠です。この時はイガイやカキなどの貝類を食べているという推測ができます。

また唇は赤く染まっていないけれど口の中が身切れしていたり荒れている場合は、硬いものをつついてるのではなく口で噛み潰している証拠。この場合は甲殻類を食べている可能性が高いです。

さらにチヌは冬になると海藻などの柔らかい餌を食べることも多く、口内も荒れる事が減って口内の膜は薄く柔らかくなります
冬場に口切れなどによるバラシが増えるのは、これが1つの理由と考えることができますね。

このように釣れたチヌの状態、特に口周りを観察すると新しい発見があると思います。

その地域に多く生息している貝類や甲殻類、藻類も合わせて分析すれば、その時期その場所におけるベストなエサも選択できるはずですよ。

ちなみに、冬場に肛門が赤くなると「もうノッコミが近いな!」と考える人も多いと思いますが、これは冬場でも硬く消化に悪い餌を食べて肛門が身切れしている状態の可能性もあります。
いわゆるですね。

たしかに産卵間近になると肛門が身切れすることもありますが、ノッコミの場合は肛門付近だけでなくお腹全体が大きく膨らむのが1つの目安となります。

 

エサの種類は多めに!

人間並みの雑食性と言っても過言ではないチヌですが、逆に言えば何で釣れるかわからないという部分もあります。
コレ!というアタリエサも地域や季節、環境によって分かれることがしばしばあります。
ウキフカセ釣りやダンゴ釣りなどでも、今では多くの餌がありますよね。

オキアミはもちろんのこと練り餌やコーン・サナギなどなど。

こだわりの強い釣り人は既存の商品に加え、大きさや色・味付け・硬さやバラけをなど自分でも加工・調整します。

エサの種類の変化でチヌにアピールする事は非常に重要で、釣果をのばすひとつのコツとなります。

もちろんないよりはあった方がエサの選択肢を増やせてアタリエサの特定もしやすくなるので、チヌ釣りで使うエサは1種類ではなく複数種持つ方が良いでしょう

ですがあまりに多くの餌を持っていくと自分自身でも迷いが出てくるため、ある程度は絞って持っていくことをお勧めします。

 

飛ばせる撒き餌について

ウキフカセ釣りに限ってなのですが、瀬戸内海などでは基本的によく飛ぶ撒き餌を用意します。

これは過去の記事でも触れましたが、遠浅の地形である事やエサ取りをかわす必要があるというのが主な理由とされています。
特にチヌ釣り師は他のエサ釣り師に比べ、エサ作りへのこだわりというのが強いように思われます。

こだわりはその釣り師によって様々だと思いますが、いくつかこだわるべきポイントがあるので紹介したいと思います

まとまり

遠投においてまとまりというのは大事です。
沖の狙った場所に飛ばすにあたって途中でバラけてしまっては意味がありません。
また、しっかりとポイントをつくるためにもチヌのいるタナまで撒き餌を効かせるためにも大事なものになります。
※まとまりがよすぎるとコントロールが効きづらく、手首を痛めらこともあるのである程度のバラけも大事ですが。

比重

長距離に飛ばすには比重の重い餌も大事です。
軽いエサと重いエサとでは、もちろん重い方が飛びます。
水分をよく吸い込んでくれるパン粉のような粉や牡蠣殻やムギなども重さになります。

圧縮

まとまりと重さのある餌を選択したから遠くへ飛ぶわけではなく、
これらの餌を手やスコップなどで押して圧縮するすことが大事です。
撒き餌の中の空気を抜くことで撒き餌の密度を高めます。こうすることで撒き餌の水分のバラツキを緩和させることもでき、粘りも出てきます。
撒き餌シャクで撒き餌を投げるとき、より重くズシッとした感覚になり、より遠くへ飛ぶ撒き餌へと変貌させることができます。

 

これらのポイントをしっかり押さえていれば、足元狙いにも超遠投にも対応できる撒き餌が作れるはずです。

 

オキアミについて

ウキフカセ釣りにおいてオキアミは、サシエ・撒き餌共に、絶対に使う餌と言っても過言ではありません。

サシエとして使う場合、生オキアミを1匹そのままつけたり、食い渋りや遠投時には頭や尾を取って付けることもあります。硬く加工されたオキアミや匂いがたっぷりと付いたオキアミも販売されていますね。

撒き餌にオキアミを入れる場合、遠投もできるようにするためには、オキアミを1匹あたり1/3〜2/3ぐらいに細かく刻み込むことが重要となります。
この理由はムギ・牡蠣殻・粉などの細かい粒子の中にオキアミ1匹そのままを原型で入れてしまうと大き過ぎてしまいバラける原因となるからです。

あえてオキアミの原型を残す場合もありますが、その場合大遠投は難しくなるでしょう。


 

チヌ釣りにおけるエサの選択はポイント選びと同じくらい釣果を左右するものなので、抜かりなく準備していればそれだけ坊主を免れる確率も上がります。

今まで探ったことのない距離や今まで使ったことのないエサを使うことで、今までにない釣果を出すこともできるかもしれませんよ。